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和本の海へ 豊饒の江戸文化 (角川選書)価格: 1,680円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 筆者によると、近代人の江戸評価は何度も変転しているそうだ。近代が成熟した今、「江戸に即した江戸理解」が必要だという。そしてそのために江戸文化のインフラである「和本」の豊穣な海へわれわれをいざなうのが本書である。
武士から庶民まで様々な人々に親しまれた和本のテーマは、動物、賭博、易占、言葉遊びなど多岐にわたる。一見してカビ臭い印象を受けるかもしれないが、とんでもない。そこには人々の血の通った好奇心やユーモアがあふれていて、本質的には今日のわれわれと大いに通じるものである。また、それを許す社会的雰囲気、言論・出版の自由があったということだろう。筆者の文体のタッチもなかなか楽しい。 |
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オキナワ 沖縄戦と米軍基地から平和を考える?岩波DVDブックPeace Archives価格: 4,410円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 小項目で区切られており、読みやすく分かりやすいです。
この種の本の中では、情報量はかなり多い方に入ると思います。
沖縄戦よりも、戦後の米軍基地問題のほうがやや分量が多いです。
しかし、全体として少し「左」寄りの記述が多いので、星マイナス1としました。
もう少しニュートラルな記述だったらいいんですが・・・。少し感情的。
付属のDVDはガマの中の映像など、なかなか貴重な映像もありました。 |